佐藤総合計画に決まる/移転建て替えの基本設計/国立循環器病研究センター
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は10日、同センター移転建て替えの基本設計業務を公募型企画競争し、9504万円で佐藤総合計画に決めた。設備設計を含むセンター建て替えの基本設計一式を担当する。基本設計期間は2015年2月27日まで。実施設計と建設工事はデザインビルド(DB)方式で一括して発注、14年後半にも公告する予定だ。
施設規模は病院が延べ7万9000平方㍍、その他研究所・研究開発基盤センターなどが3万5700平方㍍の計11万4700平方㍍。建物は免震構造を採用する。ベッド数は550床で、1日当たり外来患者数は最大700-800人程度に対応できる施設とする。デッキを通じてJR岸辺駅の駅舎と直結する。
建設地は、吹田市にある吹田操車場跡地の土地区画整理事業区域5街区1画地で、敷地面積は3万0585平方㍍。18年度の移転供用開始を目指している。
基本設計受託者の佐藤総合計画は実施設計には参画できない。現センターの跡地利活用検討を含む基本構想策定アドバイザリー業務は三菱総合研究所が担当していた。
同センターは1977年に開設、施設が老朽化していることから移転建て替えを検討、6月に操車場跡地に移転することを決めた。