北浜駅直結のオフィスビルをマンションに建て替え/竹中工務店の施工で解体に着手/三井不動産レジデンシャルなど4社
三井不動産レジデンシャルなど4社は大阪・北浜駅に直結する北浜三泉ビル(旧中央三井信託ビル)の跡地にマンションを建設する。不動産は積和不動産関西が所有していたが、所有権の9割を三井不動産レジデンシャルなど3社に1月16日に売却した。竹中工務店の施工で、すでに既存建物の解体工事に着手しており、11月末までに解体を終える予定だ。
【三井不動産レジデンシャルなどが取得した北浜三泉ビル】
不動産はもともと大阪市信用金庫(現大阪シティ信用金庫)が所有していたが、2013年6月21日に南側の大阪市信用金庫旧本店ビルとともに、積水ハウスグループの積和不動産関西に売却した。その後、ことし1月になって積和不動産関西は所有権の9割を3社に売却した。この結果、持ち分比率は三井不動産レジデンシャルが45%、京阪電気鉄道が25%、京阪電鉄不動産が20%、積和不動産が10%となった。
竹中工務店が施工する工事名は「(仮称)北浜2丁目計画既存建物解体工事」。解体業者は三同建設(本社・大阪市西区千代崎2-15-15、細川恵吾代表)。北浜三泉ビルを解体する。工期は11月30日までを予定している。
【駐車場跡地側はすでに工事囲いに覆われている】
建設地は大阪市中央区北浜2-20-2(地番)の敷地2293・92平方㍍。用途地域は商業地域で、建ぺい率は80%、容積率は800%。建物は土佐堀通(府道168号)に面し、北浜駅の24番出口と直結している。
既存の北浜三泉ビルの規模はSRC造地下3階地上8階建て延べ1万4223平方㍍で、1962年に竣工した。三井住友信託銀行大阪中央支店が入っていたが、13年3月に淀屋橋に移転し、大阪本店営業部と同じビルに入居している。
北浜三泉ビルの南側に建っていた大阪市信用金庫旧本店ビルは、竹中工務店の施工で以前に解体を終えていた。解体したビルは5階建てで、竣工は62年。