旧新歌舞伎座の解体工事が始まる/HIRAYAMAが施工/ベルコ
大阪・難波の旧新歌舞伎座の解体工事が始まった。冠婚葬祭大手のベルコ(本社・兵庫県西宮市津門川町1-1、齋藤斎代表)が事業主となり、解体工事はHIRAYAMA(京都市中京区押油小路233、平山英拡代表)が施工している。工期は11月15日まで。既存建物の解体後に結婚式場やホテル、同社の本社などの機能を備えた複合施設を建設する予定だ。
【解体工事が始まった旧新歌舞伎座】
旧新歌舞伎座は1958年に竣工し、建物の規模はRC造地下2階地上5階建て延べ1万1088平方㍍。所在地は大阪市中央区難波4-59-1(地番)の敷地2205・82平方㍍。有名建築家の村野藤吾の代表作として長年親しまれてきた。老朽化していたことから2009年6月に閉館、新歌舞伎座は10年9月に大阪・上本町に移転して再開場した。
旧新歌舞伎座の敷地所有は大手信託銀行が06年6月に劇場を運営する新歌舞伎座から土地の管理や処分の信託を受け、12年3月29日にベルコが買収し、施設の建て替えを検討していた。