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官庁入札公告 / 大阪

太陽の塔を耐震化、地下展示室も新設/故岡本太郎氏の作品を常設展示/大阪府

2015.06.11

故岡本太郎氏の代表作で、関西のシンボルのひとつでもある「太陽の塔」で、耐震改修工事と地下展示室を新たに設ける工事が始まる。これまで太陽の塔内部には入れなかったが、工事の完成後には地下展示室とともに入場が可能になる。「太陽の顔」などとともに制作した第4の顔「地底の太陽」を復元し、地下展示室に展示するほか、塔内部にある同氏の作品「生命の樹(き)」も公開する。2016年度末のオープンを予定している。

【耐震改修工事が始まる太陽の塔】

太陽の塔

大阪府は11日、「日本万国博覧会記念公園太陽の塔耐震改修その他工事」の一般競争入札を公告した。7月中にも工事業者を決める。万博記念公園(大阪府吹田市)に建つ太陽の塔は、1970年に開かれた日本万国博覧会の時に、大阪万博のテーマ館のシンボルとして完成した。塔の高さは70㍍、基底部の直径は20㍍、腕の長さは25㍍で、内部は中空になっている。

耐震診断の結果、建築基準法上の耐震基準を満たしていないことから、耐震改修工事を実施するほか、太陽の塔と一体的に地下展示室とアプローチのためのエレベーター棟を新設する。太陽の塔は92年に外壁の改修などを行っているが、大規模な改修工事は今回が初めてとなる。展示室は地下に設け、太陽の塔も内部の工事となるため、「完成後も外観は現状と変わらない」(大阪府住宅まちづくり部公共建築室一般建築課)という。

地下展示室は太陽の塔の南側に整備する。展示室のほか、事務室やトイレなどを設ける。改修後の太陽の塔は腕の高さに位置する2階部分まで階段を上りながら、生命の樹などの作品を鑑賞できるようになる。ただ、登れるのは腕の高さまでで、展望台などない。地下展示室と太陽の塔の内部に入るには、万博記念公園の入園料のほか、別途入場料が必要となる予定だ。

「日本万国博覧会記念公園太陽の塔耐震改修その他工事」の一般競争入札は、入札参加申請を19日まで電子入札システムで受け付ける。技術審査資料を7月7日に、入札書を7月13日と14日に提出させ、7月15日に開札する。

参加資格は建築一式工事で単体の府内業者がAA等級またはA等級、2社JVはAA等級とA等級、またはA等級とA等級の組み合わせとする。

太陽の塔の規模は下部がRC造、中央部がSRC造、上部と腕部がS造の地下1階地上2階建て延べ1304平方㍍。改修工事は下部が内壁増し打ち補強、上部が既存鉄骨に補強鉄骨フレームを設ける。既存エスカレーターを撤去するとともに、鉄骨階段を新設する。増築工事は増築棟がRC造平屋497平方㍍、EV棟がS造2階建て延べ28平方㍍。

設計は昭和設計が担当した。建設地は吹田市千里万博公園。工期は17年2月28日まで。

2015.06.11

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