オリックスとヴァンシ・エアポートのコンソーシアムが通過/関空と伊丹の運営権売却/新関西国際空港
新関西国際空港は関空、伊丹両空港の運営権を売却する「関西国際空港及び大阪国際空港特定空港運営事業等」の第1次審査を実施し、オリックスとフランス空港運営会社大手ヴァンシ・エアポートのコンソーシアムが通過したと公表した。5月22日の期限までに3者が応募したが、残り2者は代表企業要件を満たしておらず、非通過とした。
9月18日までに第2次審査書類を求め、11月ごろに優先交渉権者を決め、基本協定を結ぶ。12月ごろに運営権の設定と実施契約を結び、2016年3月末の事業移管を予定している。
事業は関西国際空港と大阪国際空港の空港基本施設や空港航空保安施設、空港機能施設などを対象とする。優先交渉権者はSPCを設立して運営する。事業期間は60年3月31日まで。
関西国際空港の所在地は大阪府泉佐野市泉州空港北1ほかで、対象敷地は約1055㌶。一方の大阪国際空港の所在地は大阪府豊中市蛍池西町3-555ほか。対象敷地は約317㌶。