御堂筋沿いのオフィスビルが建て替えを計画、ショールームが移転し、ビルが閉館
大阪・御堂筋沿いに建つオフィスビル「日鉄御堂筋ビル」の建て替えが始まる。1階に入っていたマニフレックス大阪ショールームが6月末に移転し、ビルが閉館した。敷地面積は1179・17平方㍍。敷地は日鉄ライフから2008年3月31日に御堂筋再開発プロパティー特定目的会社が取得している。
【建て替えが決まった日鉄御堂筋ビル】
完成から40年以上が経ち、老朽化していることなどから建て替える。かつて「(仮称)御堂筋平野町ビル」として14階建てのビルに建て替える計画があったが、リーマンショックなどの影響を受けて中断していた。
1970年に竣工した日鉄御堂筋ビルの規模はSRC造地下3階地上10階建て延べ1万1353平方㍍。設計施工は不動建設(現不動テトラ)が担当した。敷地の所在地は大阪市中央区平野町4-27-5。住居表示は4-2-16。用途地域は商業地域で、建ぺい率は80%、容積率は1000%。
日鉄御堂筋ビル南側の敷地は駐車場「タイムズ御堂筋中央」として使っている。敷地はかつて長谷工コーポレーションが所有していたが、不動産関連損失処理の時に手放し、オービックが02年12月に取得し、現在も保有している。敷地面積は約2600平方㍍。