47・6億円で東急建設が落札/和歌山地方合同庁舎建築工事/近畿地方整備局
近畿地方整備局はWTO対象の「和歌山地方合同庁舎建築工事」を一般競争入札し、47億6300万円で東急建設に決めた。19日に開札した。
入札には清水建設、大林組、竹中工務店、五洋建設、東急建設、奥村組、錢高組、鴻池組(辞退)の8社が参加した。
工事は合同庁舎を新築し、新築後に敷地内の既設仮庁舎を解体し、立体駐車場とその他工作物の新築と外構の整備を実施する。庁舎の規模はS一部SRC造地下1階地上10階建て延べ2万1590平方㍍。立体駐車場はS造2階建て延べ2316平方㍍、自転車置場1から3の3棟はS造平屋延べ43平方㍍、自転車置場4はS造平家9平方㍍、自転車置場5はS造平家4平方㍍、車寄せ庇はRC造平家。このほか、舗装新設、屋外排水設備新設、樹木新植、囲障新設、雑工作物新設、とりこわしとりこわしの各一式。
設計は日建設計が担当した。建設地は和歌山市二番丁3。工期は2017年10月31日までだが、庁舎などは17年5月31日まで。
和歌山地方合同庁舎は14年1月に建築工事を公募型競争入札したが、「予定価格に達しなかった」ため、入札を取り止めた経緯がある。建築工事が不調に終わったことから、開札前だった和歌山地方合同庁舎の電気設備、機械設備、エレベーター設備の3工事も取り止めとしている。15年度予算では事業費として約4億円を計上している。