PFI導入に向けて特定事業に選定/新富士見市民温水プール整備・運営事業/大津市
大津市は30日、9月28日に実施方針を公表した「新富士見市民温水プール整備・運営事業」を、PFI手法を導入する特定事業に選んだ。市が自ら整備する場合に比べて、事業期間全体を通じた市の財政負担額を4・5%縮減するとともに、公共サービスの水準の向上なども期待できるという。
【新富士見市民温水プールの位置図】
事業方式はBTO方式とする。2016年2月中旬に入札を公告する。16年4月中旬に参加表明書を受け付け、8月上旬に提案書や入札書を提出させ、10月上旬に落札者を決める。事業契約は12月下旬を計画している。
参加資格は設計、建設、維持管理、運営の各企業で構成するグループとする。設計企業は05年度以降に元請けとして25㍍以上の屋内プールを設計した実績を求める。建設企業は経審の建築一式工事が市内業者は820点以上、県内業者は1000点以上、その他は1200点以上が必要となる。
施設は延べ約2100平方㍍で、25㍍プールを4コース以上、児童プールのプールエリアのほか、健康増進エリア、更衣室・シャワー室、事務室、談話室などを整備する。建物の最高高さは11㍍程度。建設地は大津市富士見台728-1ほかの敷地9408平方㍍。このうち建築対象敷地面積は8532平方㍍。
敷地は現富士見市民温水プールから約700㍍離れた位置にあり、造成工事は別途発注する。設計・建設期間は2016年12月から18年9月まで、運営・維持管理期間が18年10月から34年3月までとする。