練習拠点を神戸から大阪・舞洲に移転/17年シーズンから舞洲野球場などに/オリックス・バファローズ
オリックス・バファローズは、2017年シーズンから舞洲野球場と、舞洲野球場北西用地に建設するサブ球場、室内練習場、選手寮・クラブハウスを新たな練習拠点とする。合わせて、ファームの本拠地球場として舞洲地区の野球場を使う。大阪市が公募した「舞洲野球場敷地及び舞洲野球場北西用地」の一般競争入札で、7日の入札によって大阪シティドームが事業予定者に決まったことを受けて発表した。
【17年シーズンから新練習拠点として活用する】
現在の神戸総合運動公園周辺を拠点する球団施設を、大阪市此花区の舞洲地区に移転する。本拠地球場の京セラドーム大阪に隣接したエリアに、サブ球場、室内練習場、選手寮(4階建て、42室)やトレーニング施設を備えたクラブハウスを集約し、ファームだけでなく一軍選手も常時トレーニングができる環境を整えることで、チームの強化とファンサービスの充実につなげる。
また、ファンがピクニック気分で足を運べる環境をつくるとともに、定期的に少年野球教室を開催するなどスポーツ・レクリエーションアイランドとして舞洲地区を活性化させる。サブ球場は両翼100㍍、センター122㍍を計画している。観客席数は約500人。16年春までを目途に着工する。設計者と施工者は未定。総工費は約30億円を見込む。
【ファームの本拠地球場としても舞洲地区の野球場を活用】
大阪市は7日、舞洲野球場敷地と北西用地の土地計10万4448・74平方㍍を貸し付ける一般競争入札を行い、大阪ドーム(京セラドーム大阪)などを運営する大阪シティドーム(大阪市西区千代崎3丁目中2-1)に決めた。月額の賃貸借料は、予定価格の599万円。舞洲野球場に加えて、舞洲野球場北西用地に新たに硬式野球場などを2016年度に建築して一体的に活用する。