その他

その他庁舎 / 大阪

大型の官庁工事が谷四の一街区で相次ぎ始動/3施設総延べ12万平方㍍弱/府立病院機構や整備局

2014.03.18

大阪・谷町四丁目近くの一街区で大型の官庁工事が相次ぎ始動する。大阪府立病院機構が整備する「大阪府立成人病センター整備事業」は6月の着工に向けて文化財調査を進めている。同機構はその東隣で「重粒子線がん治療施設整備運営事業」も計画中で4月から設計に着手する。このほか、国の出先機関の廃止を議論する中で凍結されていた「大阪第6地方合同庁舎」の整備も2014年度当初予算で事業化できれば14年度から設計に入りたい考えだ。

【府立成人病センターの完成パース】

大阪府立成人病センター整備事業

対象となる街区は谷町筋と上町筋に挟まれた大阪市中央区大手前3丁目で、大阪府警察本部や大阪府庁別館、大阪府新別館北館・南館が建ち並ぶ。現在は駐車場などとして使っている敷地に、大阪府立病院機構が2施設、近畿地方整備局が1施設をそれぞれ整備する。3施設の総延床面積は12万平方㍍弱を見込む。

大阪府立成人病センター整備事業はBTO(建設・譲渡・運営)方式のPFI手法を導入し、老朽化している成人病センター(大阪市東成区)を移転して建て替える。12年11月に258億4272万円で竹中工務店グループ(代表企業・竹中工務店、構成企業・三菱電機ビルテクノサービス、三菱電機ライフサービス、協力企業・日本設計)が落札した。

施設はRC一部S造地下2階地上13階建て延べ6万4610平方㍍。病床数は500床。大阪府警本部と病院機構は共同で駐車場を建設する。敷地面積は約1万2800平方㍍。13年度中に設計、5月中に文化財調査も終え、6月から建築工事に着手する。16年11月に竣工、17年3月の開院を目指している。

【府立成人病センターの断面構成図】

大阪府立成人病センター整備事業断面構成図

重粒子線がん治療施設整備運営事業は医療法人の協和会(所在地・兵庫県川西市中央町16-5、北川透理事長)が代表事業者を務める(仮称)医療法人協和会グループが事業者となる。公募型プロポーザルで13年12月に決まった。構成事業者はグリーンホスピタルサプライ、協力事業者は日建設計、鹿島、東芝。4月から設計に着手する。15年4月に着工、17年度の開院を予定している。

【協和会グループの提案書=大阪城公園へとつながる屋上緑化・健康広場のイメージ】

協和会グループのパース

協和会グループの提案書によると、規模はRC一部S造3階建て延べ7270平方㍍。建物高さは29・9㍍。敷地面積は約5400平方㍍で、このうち3499平方㍍を建築面積に当てる。グループの役割分担は、運営を協和会、設計・工事監理を日建設計、建設と解体撤去を鹿島、装置設置と保守点検を東芝が担当する。グリーンホスピタルサプライは事業経営、建物・装置所有、施設の維持管理を担う。

大阪第6地方合同庁舎の規模はS造地下1階地上20階建て延べ4万5498平方㍍。施設整備費は設計費を含めて約169億円を見込む。予算化されれば、14年度から設計に着手する。予算を確保できれば14年度第2四半期から16年度の第3四半期末までの2年半で設計する。引き続き、16年度第4四半期から本庁舎建設工事に着手する計画だ。大阪第6地方合同庁舎は、09年度から設計する予定だったが、地方分権改革などを理由に見送られた経緯がある。

建設地は敷地面積6504平方㍍。大阪府警察本部と大阪府新別館に挟まれた敷地に建設する。現状は大阪府警察の使われていない旧建物や、営業中の駐車場(タイムズ大阪府庁大手前第2)がある。新合同庁舎には、大阪市内に分散している近畿管区警察局、近畿管区行政評価局、大阪法務局、大阪公安調査局、大阪航空局、近畿地方整備局が入居を予定している。

2014.03.18

建設ニュースおすすめ情報

1週間の動きを短時間で振り返る!

無料メールマガジン登録

メールマガジン登録

サイトで配信した記事のタイトル(見出し)を、分野別とエリア別に分けて1週間分まとめて確認できる便利なメルマガです。PC/携帯に対応!

登録してみる

月2,000円(税別)で、一歩進んだ情報を

建築ニュース有料会員

建築ニュース有料会員

不動産や民間工事の最新情報など、毎日配信される建設ニュースの全記事を、月2,000円(税別)でお読みいただけます

有料会員に申し込む