南堀江地区再開発A地区は16年度に着工/駐車場用地を高度展開/住友倉庫
住友倉庫が大阪・南堀江に計画している商業、ホテル、賃貸マンションの31階建て複合ビル「大阪南堀江地区再開発A地区」は、現在も動きはなく、敷地を駐車場として使っている。当初は2009年に着工し、12年に竣工する予定だった。現時点では16年度からの建設を計画している。
【敷地は駐車場として使っている】
08年5月に住友倉庫が公表した資料によると、複合ビルの規模はS造地下3階地上31階建て延べ約6万6000平方㍍。1-7階に商業施設(店舗面積約2万1000平方㍍)、8-22階にホテル(約300室)、23-31階に賃貸マンション(約150戸)という内容だった。住友不動産を事業パートナーとし、設計は日建設計が担当した。建設地は大阪市西区南堀江1-6-1(地番)ほかの敷地5806平方㍍。
【08年に公表した複合ビルの完成パース】
現在はグループ会社の住倉興産が新南堀江パーキングを運営している。住友倉庫の13年5月時点では「駐車場用地の高度展開を継続検討」とし、13年11月には現在の見通しとして16年度からの建設着手を示している。
周辺街区で住友倉庫は2つのオフィスビル「なんばスミソウビル」と「なんばSSビル」、賃貸マンション「グウマグノリア」(RC造14階建て、142戸)、商業施設2棟で構成する「キャナルテラス堀江」を保有している。