少年野球指導施設や温浴施設など提案/舞洲運動広場など利活用の市場調査で結果を公表/大阪市
大阪市は、此花区の舞洲運動広場と舞洲地区計画C地区内分譲地を利活用するため、マーケティング・リサーチ(市場調査)を実施し、調査結果の概要を1日に公表した。3者と対話した。舞洲運動広場は教育機関の体育施設、分譲地は少年野球指導を行う施設整備や温浴施設などの提案があった。2016年度内に事業者の選定を予定している。
【対象地の位置図】
対象は、舞洲運動広場が敷地8万0100平方㍍、分譲地は土地区画1が1万4900平方㍍、土地区画2が1万6800平方㍍。舞洲運動広場を単独で活用する提案が1事業者から、分譲地を単独で活用する提案が3事業者からあった。
A事業者は舞洲運動場と土地区画2を教育機関の体育施設として使う内容。スポーツ・レクリエ―ションだけでなく、健康に対する研究・教育にも活用する。土地は舞洲運動広場が賃借、土地区画2が購入または賃借とした。
B事業者は土地区画1を17年4月から10年間賃借し、少年野球指導を行う施設整備とイベント広場として使い、土地区画2の活用は将来検討する。
C事業者は土地区画2を17年4月から10年間賃借し、家族風呂やジャグジー、露天風呂などの温浴施設と駐車場を建設、イベント広場としても使う。
土地の購入または賃借の希望価格や、利活用の予定時期、求める条件などの提案を求めた。
舞洲運動広場は敷地8㌶の中に、210㍍四方のグラウンドのほか、RC造平屋の管理棟や、受水槽、別棟トイレの延べ1127平方㍍が建つ。所在地は大阪市此花区北港緑地2丁目。建築費は球技場を含めて約31億円。
健康とスポーツをテーマとしたまちづくりを進めている区画1の所在地は大阪市此花区北港緑地2-1-29、区画2は同2-1-31ほか。いずれも用途地域は商業地域、建ぺい率が70%、容積率が400%となっている。