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連載・ホテル建設ラッシュのゆくえ(1)「ターニングポイントは15年度、大阪市は前年度の6倍に急増」

2016.07.11

インバウンド(訪日外国人客)の増加などを受けて、ホテルの建設ラッシュが起きている。LCC(格安航空会社)が数多く乗り入れる関西国際空港を抱え、京都などの観光資源に恵まれた関西は、首都圏以上にホテルの予約が難しいとも言われ、インバウンド需要に沸いている。ホテルの高稼働に加えて、客室単価も上昇、旺盛な需要に対応すべく、ホテルの建設計画が目白押しの状況だ。この活況はいつまで続くのか、現場の声を集めた。

【京都、大阪、神戸の3市の旅館業の事前届出件数】

京都、大阪、神戸の3市の旅館業の事前届出件数

※単位は件。京都市、大阪市、神戸市の旅館業関連の事前届出件数を建設ニュースが調査。神戸市の15年度数値は速報値。

大阪市や京都市などで、ホテルの開発計画が急増している。大阪市の場合、新たにホテルなど旅館業施設を建築する場合などは着工前に市に届け出る必要がある。この件数は2012年度が12件、13年度が17件、14年度が25件と推移していたが、15年度は一気に前年度の6倍近い141件に跳ね上がった。16年度に入っても「4月が16件、5月が29件」(大阪市保健所)と15年度を上回るペースで増えている。

京都市も同様に15年度から届出件数が急増した。13年度の23件、14年度の30件に対して、15年度は前年度の約4・5倍となる134件を記録した。件数的にも大阪市とほぼ拮抗しており、15年度がホテル建設ラッシュのターニングポイントになっていることが分かる。

一方で、ホテル建設の急増は関西全域に一様に広がっているわけではない。関西では大阪市に次ぐ人口規模を誇り、人気の観光地でもある神戸市は、届出件数が12年度の2件、13年度の6件、14年度の3件、そして15年度も5件(速報値)と横ばいの状況。神戸市保健福祉局の担当者は「ここ2、3年は(届け出前の)相談件数が増えた印象を持っているが、実際の届け出までには、なかなか至っていない」と説明する。(つづく)

2016.07.11

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