京都市美術館再整備工事を公告/実施設計と施工を一括して発注/京都市
京都市は22日、WTO対象の「京都市美術館再整備工事」の一般競争入札を公告した。調査、実施設計、施工を一括して発注する。申請書を8月8日まで行財政局財政部契約課工事契約担当で持参によって確認を受けた後、電子入札システムで受け付ける。技術提案書を9月12日までに提出させ、9月23日のヒアリングを経て、9月28日から30日に入札する。開札は10月3日を予定している。
【京都市美術館再整備事業の南東鳥瞰図】
参加資格は建築工事を担当する2者または3者、電気工事を担当する1者、空調衛生設備工事を担当する1者の計4者または5者のJVとする。代表者は経審の建築一式の総合評定値が1100点以上、代表者以外で建築工事を担当する者は同1000点以上、電気工事を担当する者は電気の総合評定値が900点以上、空調衛生設備工事を担当する者は管の総合評定値が900点以上などを求める。
老朽化が進む本館は全面的に改修し、耐震性能の強化、空調設備や照明設備の全面更新など展示機能を強化する。概算工事費は約100億円を見込む。
建物の規模は、改修する本館がRC一部SRC・S造地下1階地上2階建て、増築する新館がS一部RC造地下1階地上2階建ての延べ1万9590平方㍍。
設計は青木淳建築計画事務所・西澤徹夫建築事務所JVが担当した。建設地は京都市左京区岡崎円勝寺町124の敷地2万5569平方㍍。工期は2019年7月31日まで。11月市議会の承認を経て、12月から実施設計に入る。