16年度に設計者を選定、基本設計に着手/新奈良放送会館の整備方針・概要を公表/NHK
日本放送協会(NHK)は、「新奈良放送会館の整備方針・概要」を公表した。県営プール跡地など活用プロジェクト地(奈良市)に移転、3階建て延べ約4500平方㍍の新会館を建設する。2016年度に設計者を選び、基本設計に着手する。17年度に実施設計を進め、18年度に着工、19年度に完成させ、20年度の運用を始める。建設費は建物が約25億円、放送設備が約13億円を見込む。
建物は3階建て程度とし、延床面積は4480平方㍍。免震構造を採用する。延床面積の内訳は、ニューススタジオやFMスタジオなどの放送機能室が1440平方㍍、一般室が1075平方㍍、視聴者公開スペースが300平方㍍、建築設備室が770平方㍍、共用スペースが895平方㍍。地上57㍍程度の鉄塔を設ける。
建設地は奈良市三条大路1-691-16ほかの敷地3417平方㍍。土地は奈良県から4億3397万9320円で取得する。3月31日に売買契約を結んでいる。現会館(奈良市鍋屋町27)は移転後に売却する予定だ。