清水建設JVが129・9億円で応札も予定価格超過で不成立/WTOの美術館再整備工事/京都市
京都市は、5日に開札したWTO対象の「京都市美術館再整備工事」の一般競争入札が不成立となったと公表した。清水建設・岡野組・住友電設・日比谷総合設備JVの1者が応札したが、入札が2回とも予定価格を超過した。調査、実施設計、施工を一括して発注する予定だった。
【京都市美術館再整備事業の南東鳥瞰図】
同JVは初回に129億9800万円で札を入れ、再入札では129億9000万円で入札したが、いずれも予定価格を上回った。予定価格は非公表としている。
老朽化が進む本館は全面的に改修し、耐震性能の強化、空調設備や照明設備の全面更新など展示機能を強化する。概算工事費は約100億円を見込む。
建物の規模は、改修する本館がRC一部SRC・S造地下1階地上2階建て、増築する新館がS一部RC造地下1階地上2階建ての延べ1万9590平方㍍。
設計は青木淳建築計画事務所・西澤徹夫建築事務所JVが担当した。建設地は京都市左京区岡崎円勝寺町124の敷地2万5569平方㍍。工期は2019年7月31日までとしていた。