もとなにわの海の時空館の利活用で市場調査/16年度中に利活用の方策を策定/大阪市
大阪市は、もと「なにわの海の時空館」の利活用に向けて、マーケティング・リサーチ(市場調査)の参加事業者を公募する。なにわの海の時空館は、海洋博物館として2000年7月に開館したが、入館者数が低迷、13年3月末に閉館していた。22日から17年2月3日まで提案を電子メールによって受け付ける。対話は2月8日から14日にかけて実施し2月末から3月ごろに結果を公表する。市は16年度中に利活用の方策をまとめたい考えだ。
【もとなにわの海の時空館】
敷地、建物ともに購入または賃借のいずれも可能とする。提案では、利活用の事業内容のほか、購入または賃借の希望価格、利活用の予定時期などを求める。
なにわの海の時空館の規模は、エントランス棟がSRC造地下1階地上2階建て延べ5186平方㍍、展示棟がSRC・S造地下2階地上5階建て延べ1万4570平方㍍、海中道がSRC造延べ941平方㍍の総延べ2万0699平方㍍。所在地は、大阪市住之江区南港北2-5-20の敷地1万8397平方㍍。00年に建築した。整備費は約176億円。