オービック御堂筋ビルにロイヤルパークホテルズが関西の旗艦ホテルを出店/ツインルームを主体に352室/三菱地所グループ
オービック(東京都中央区)が御堂筋沿いに計画している超高層ビルに、ロイヤルパークホテルズが宿泊主体型の関西における旗艦ホテルを出店する。ホテルは15階から25階に入り、客室はツインルームを主体とした352室。最上階の25階にはエグゼクティブラウンジを設ける。新築工事は5月に着工し、2020年1月の建物完成、同年春の開業を目指している。
【15-25階にホテルが入る】
三菱地所(東京都千代田区)の完全子会社であるロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ(東京都千代田区)が経営し、同社子会社のロイヤルパークホテルマネジメントが運営する。ホテル賃借面積は1万5523平方㍍で、352室の客室のほか、レストラン、バー、宿泊者専用エグゼクティブラウンジを設ける。
オービックが計画する「(仮称)オービック御堂筋ビル」には、事務所、ホテル、店舗、ホール、貸し会議室、駐車場が入る。建物の規模は、S一部SRC造地下2階地上25階建て延べ5万5533平方㍍。建物高さは116㍍。低層部に店舗や駐車場が入り、残りをホテルとオフィスで半分ずつ使う。建設費は約250億円を見込む。
設計施工は鹿島が担当する。建設地は、大阪市中央区平野町4丁目と淡路町4丁目にまたがり、敷地面積は3924平方㍍。パソナ大阪本社ビル北側に位置する。オービックは02年12月に土地を取得し、長らく駐車場「タイムズ御堂筋中央」として使っていたが、16年6月30日で営業を終え、現在は地下部分の解体工事を進めていた。