オリックスなど3社で構成する1グループのみが競争的対話に申し込み/神戸空港の運営権売却/神戸市
神戸市は、神戸空港の運営権売却(コンセッション)選定手続きで、競争的対話の参加申し込みを締め切り、オリックス・ヴァンシエアポーツ・関西エアポートコンソーシアムグループの1者から申し込みがあったと公表した。双日は応募を断念した。同グループによる神戸空港の運営権取得と2018年4月からの3空港一体運営の開始が事実上固まった。
【事業開始は18年4月を予定している】
2月ごろから5月ごろにかけて競争的対話を実施し、提案審査書類を6月30日に提出させる。8月ごろに優先交渉権者を選び、10月ごろに実施契約を結ぶ。10月ごろから18年3月ごろに事業を引き継ぎ、18年4月ごろから事業を始める。
事業は、滑走路、航空灯火施設、駐車場、ターミナル施設などに運営権を設定する。業務は、運営・維持管理業務(滑走路、航空灯火施設、駐車場、ターミナル施設など)、環境対策業務(騒音監視)、附帯業務(国などに対する土地貸付、ハイジャック防止対策への費用負担)。事業期間は18年度から59年度までの42年間。