ニプロが健都イノベーションパークに進出/研究開発管理本部やオープンイノベーション推進施設などを整備/吹田市
大阪府吹田市は、北大阪健康医療都市(健都)の「健都イノベーションパーク」に進出する企業を募る公募型プロポーザルを実施し、ニプロ(大阪市北区)を優先交渉権者に選んだ。同社は約1・6㌶の敷地を使い、延べ約2万7000平方㍍の研究開発管理本部や、延べ約7000平方㍍のオープンイノベーション推進施設などを整備する。提案価格は、18億0710万円。操業開始は2021年ごろを予定している。
【ニプロが整備する施設の鳥瞰パース】
ニプロは、国立循環器病研究センターを含む国内外の各専門機関等と緊密に連携できる環境を整備する。研究開発管理本部は、人工臓器、循環器、検査・診断薬、注射・輸液の研究・開発・企画・管理などの中枢拠点を設ける。オープンイノベーション推進施設は、オープンラボ、研修施設などを整備。必要に応じて最新の医療機器・設備や模擬病室やシミュレータを設置し、ベンチャー企業や医療機器・医薬品に携わる企業に開放する。
建設地は摂津市千里丘新町の5画地(アーオ画地)のうち、イ、エ、オの3画地の計1万5836平方㍍を使う。用途地域は準工業地域で、建ぺい率が60%、容積率が200%。