4-9月に公募型プロポで設計者を選定/市立芸術大学移転整備基本計画を公表/京都市
京都市は、「京都市立芸術大学移転整備基本計画」を公表した。4月から9月にかけて基本設計と実施設計を一括して発注する公募型プロポーザルで設計者を選定、2020年3月までに設計を終える。施工者の選定を含めて20年度から22年度に工事を進め、23年度から供用を始める。概算事業費は約250億円を見込む。
【移転予定地】
配置計画は3案を検討、延床面積は約5万5000平方㍍を見込む。内訳は、美術学部・美術研究科が約2万8000平方㍍、音楽学部・音楽研究科が約1万平方㍍、日本伝統音楽研究センターや芸術資源研究センター、ギャラリーなど共通部が約1万7000平方㍍。
同大学のほか、市立銅駝美術工芸高等学校も同敷地内に移転整備する。発注方式は分離発注手法を最適な事業手法とした。
移転予定地は、JR京都駅の東部に位置する崇仁地域の3地区。敷地面積は、A地区が約1万2000平方㍍、B地区が約6000平方㍍、C地区が約2万平方㍍の計約3万8000平方㍍。基本計画の策定は、日本総合研究所が担当した。