(仮称)エキスポランド跡地複合施設開発を着工/開業は2015年秋/三井不動産
三井不動産は17日、大阪府吹田市に建設する大型複合施設「(仮称)エキスポランド跡地複合施設開発事業」の起工式を開いた。環境デザインはフェルナンド・バスケス、設計は竹中工務店、施工は竹中工務店・竹中土木JVが担当する。開業は2015年秋を予定している。
【(仮称)エキスポランド跡地複合施設開発事業イメージ外観】
施設はエンターテインメントとショッピングを融合し、従来になかった大型複合施設となる。建物はS造3階建て一部地下2階建て。S造3階建て3棟構成の立体駐車場も整備する。延床面積は約22万3000平方㍍で、このうち1階から3階に入る店舗面積は約8万8000平方㍍。約300のエンターテインメント施設と店舗を誘致する。駐車場台数は約4100台を計画している。
エンターテインメントは海遊館が事業者となり、新しいタイプの水族館を手がけるほか、日本最大級の観覧車、エンターテインメント空間の中で英語を学べる日本初のエデュテイメント施設、人気キャラクターをテーマにした体験型の日本初のエデュテイメント施設、大自然を五感で体感する映像施設、日本最大級の超大型スクリーンを備えた最新鋭のシネマコンプレックスなどを誘致する。
【(仮称)エキスポランド跡地複合施設開発事業イメージ内観】
ショッピングゾーンには、話題性の高いファッションや雑貨、世界各国の食や地元大阪の食など、日本初出店や関西初出店の店舗を取り揃え、すべての年代の利用者が一日を楽しく快適に過ごせる時間消費型の施設を目指す。想定利用客数は年間約2000万人を見込む。休日は1日当たり約6万6000人の来客数を想定している。営業時間は物販が午前10時から午後11時までで、一部は午前7時から翌午前1時までを計画している。
建設地は吹田市千里万博公園23-17ほかの敷地約17万2000平方㍍。09年に閉園した遊園地・エキスポランドの跡地に当たり、大阪府と30年の事業用定期借地契約を結んで建設する。大阪モノレール万博記念公園駅前に位置する。