事業協力者の公募を開始/1期の1・2㌶が対象/雲井通5丁目再開発
雲井通5丁目再開発(神戸市中央区)は、市街地再開発事業の事業化を検討するため、事業協力者を公募する。対象は1期(雲井通5丁目エリア)の約1・2㌶とする。エントリー表明を7月6日まで事務局で電子メールによって受け付ける。応募書類を8月6日に締め切り、ヒアリングを経て、8月下旬に選定結果を通知する。
【対象範囲】
参加資格は、市街地再開発事業や大規模建築物の整備などに対する一定の実績を持つとともに、信用力・資力・財務体力の基準に該当するなどの参加資格要件を満たすことが条件となる。
再開発会社の運営支援(事業推進に必要な資金の立替えなど)、関係者対応支援(権利者意向の把握、建物調査・仮設・補償の検討など)、事業計画などの作成支援(都市計画提案、事業計画の資料作成など)、その他関連事項に対する検討、調整などへの協力。協力の期間は、原則として事業実施段階での民間参画事業者の公募開始前までとする。
雲井通5丁目をⅠ期、雲井通6丁目の現サンシティなどをⅡ期、コスモビルなどをⅢ期以降と分けて整備する。Ⅰ期は18、19年度に事業計画の策定や都市計画・事業計画の手続きを進め、20-25年度ごろに権利調整の手続き、既存建物の解体工事、施設の建設工事を行い、Ⅰ期バスターミナルの暫定使用を始める。
再整備ビルは、バスターミナルのほか、低層に商業・文化・芸術、中高層階に宿泊、業務、中長期滞在などの機能を検討する。Ⅰ期では最大収容1500席以上の大規模ホールを備えた文化芸術を体感・発信する施設なども盛り込む。
雲井通5丁目再開発は、神戸市が51%、神戸すまいまちづくり公社が15%、兵庫県が3%、その他の地権者が31%出資した。9月以降に地権者意向調査、建物調査、事業計画の策定などを進める。