京都芸大など移転の基本設計を公表/崇仁地域に移転、23年度の供用開始めざす/京都市
京都市は、「京都市立芸術大学及び京都市立銅駝美術工芸高等学校移転整備事業」の基本設計の概要を公表した。京都駅東部の崇仁地域に移転して整備する。概算事業費は京都芸大が約250億円、銅駝美工が約30億円。2020年3月に実施設計を終え、20-22年度に建設、23年度の供用開始を目指している。
【イメージデザイン(河原町塩小路からのC地区)】
全体を3ブロックに分けて整備する。鴨川沿いのA地区(敷地約1万2700平方㍍)には、SRC一部S造3階建て延べ約9300平方㍍の京都芸大の建物とRC一部S造4階建て延べ約9100平方㍍の銅駝美工を建設する。
中間のB地区(敷地約6000平方㍍)はSRC一部S造5階建て延べ約1万平方㍍、京都駅側のC地区(敷地約1万5900平方㍍)はSRC一部S造地下1階地上7階建て延べ約4万8700平方㍍の京都芸大の建物を整備する。京都芸大の総延床面積は、約6万8000平方㍍。C地区には、図書館や約800席の音楽ホールも整備する。
【イメージデザイン(鴨川からのA地区)】
設計は、乾久美子建築設計事務所(東京都新宿区)を代表者とする「乾・RING・フジワラボ・o+h・吉村設計共同体」が担当している。移転予定地は、京都市下京区川端町ほかの敷地約3万4600平方㍍。