市立東商業高校跡地に30階建ての超高層マンション/15年5月末に着工/プレサンスコーポレーション
プレサンスコーポレーションは大阪市中央区の大阪市立東商業高等学校跡地に30階建ての超高層分譲マンション「(仮称)プレサンスタワー大阪本町新築工事」を建設する。建物高さは99・44㍍。設計は日企設計(本社・大阪市北区山崎町1-5、玉岡順石代表)が担当している。施工者は未定。現在は既存校舎の解体工事を進めており、2015年5月31日に新築工事に着手する。完成は17年11月30日を目指している。
【解体工事が進む大阪市立東商業高等学校跡地】
マンションの規模はRC造30階建て延べ3万1448平方㍍。現在はSRC造地下1階地上8階建ての校舎棟の建屋中抜き解体や外部足場解体、廃材の積み込み搬出を進めている。解体工事は安田(京都市南区吉祥院中河原里西町1-1、安田健二代表)が担当している。
建設地は大阪市中央区久太郎町1ー31ほかの敷地2956・30平方㍍。このうち1371平方㍍を建築面積に充てる。用途地域は商業地域で、建ぺい率が80%、容積率が600%。地下鉄堺筋線・中央線の堺筋本町駅から南に約200㍍に位置する。
大阪市立東商業高等学校跡地については、大阪市が3月12日に一般競争入札し、52億1200万円でプレサンスコーポレーションが落札した。最低価格は32億8540万円だった。入札には同社を含めて5者が申し込み、辞退した日本商業開発・サンキョウホームJVを除き、住友商事・東京建物JV(入札額40億1100万円)、リバー産業(同45億円)、長谷工コーポレーション(同36億1000万円)の計4者が参加した。
この入札でプレサンスコーポレーションが大阪市から取得した敷地面積は5455・98平方㍍。このため、今回のタワーマンションの敷地を除き、土地2499・68平方㍍が残っている計算になる。初弾として敷地の東側にタワーマンションを建設する。市立東商業高等学校は2012年3月に統合で移転している。