新粒子線治療施設の整備を検討/事業費は95億円を見込む/兵庫県
兵庫県は神戸市中央区に小児がんに重点を置いた新粒子線治療施設の整備を検討している。中央区港島南町の約3100平方㍍の敷地に、延べ約5700平方㍍の施設を建設する。14、15年度に基本・実施設計を行い、15-17年度に建設、17年度中の開設を目指している。整備費は約95億円を見込む。
施設には照射治療、診療、管理の3部門を備える。延床面積約5700平方㍍のうち、照射治療部門に約3900平方㍍を割く。加速器やガントリー照射室、照射操作室などで構成する。このほか、診察室や処置室、検査室などの診療部門は約700平方㍍、事務室、医局、会議室などでなる管理部門が約500平方㍍、共用部門が約600平方㍍とする。
建設地は県立こども病院整備地の南側隣接地。整備費の約95億円には設計費、建設費、機器整備費、用地購入費を含んでいる。最寄り駅は神戸新交通ポートアイランド線の医療センター駅。