うめきた2期地区開発は20年秋に着工/高層棟を南北2棟ずつ建設/三菱地所など
三菱地所など9社は、うめきた2期地区北街区・南街区開発事業の環境影響評価方法書を公表した。各街区に2棟ずつ高層棟を建設、事務所、店舗、ホテル、住宅などが入る。北街区は2021年度春に着工し、25年度春の完成、南街区は20年度秋に工事を始め、27年度春の完成をそれぞれ目指している。うめきた2期地区開発では、民間提案を募り、18年7月に事業者が決まった。
【うめきた2期地区全景】
事業者は両街区とも共通で、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社の9社。
【施設配置平面図】
敷地面積1万5720平方㍍の北街区は、商業機能、宿泊機能、住宅機能、中核機能を主体に、世界をリードするイノベーション創出拠点を形成する。新産業創出機能・知的人材育成機能は、会議室、事務所、講義室などの「プラットフォーム施設」、SOHO、サロン、多目的スペースなどの「イノベーション施設」で構成する。
南高層棟が地下3階地上28階建て(高さ約150㍍)、北高層棟が地下3階地上47階建て(高さ約175㍍)。延床面積は約17万2000平方㍍。駐車台数は隔地駐車台数を含めて約700台。
【工事工程】
敷地面積3万0440平方㍍の南街区は、商業機能、業務機能、宿泊機能、住宅機能、MICE施設など国際集客・交流機能を主体に、国際競争力のたる高度な都市機能集積を形成する。宿泊機能は、スーパーラグジュアリーホテルと、幅広いニーズを取り込むアップスケールホテルを揃える。
南高層棟が地下3階地上51階建て(高さ約185㍍)、北高層棟が地下3階地上40階建て(高さ約185㍍)。延床面積は約41万4000平方㍍。駐車台数は隔地駐車台数を含めて約990台。
建設地は大阪市北区大深町。都市再生機構(UR)西日本支社が実施したうめきた2期地区の開発事業者の公募では、三菱地所など9社で構成するグループが落札金額が1777億7448万5625円で落札していた。