経営Management

経営宿泊 / 京都

JR新駅エリアに4ホテルが6月以降に相次ぎ開業/800室近い客室数を供給/水族館や卸売市場もリニューアル

2020.01.03

2019年3月に誕生したJR山陰本線の新駅、梅小路京都西駅(京都市下京区)。駅周辺では4つのホテルが計画・建設中で、合計で800室近い客室が今春以降に供給される。梅小路公園内の京都水族館が大規模リニューアルを進めているほか、駅の北西部では京都市中央卸売市場の建て替えも計画されている。新駅の誕生をきっかけに京都を代表する観光拠点に生まれ変わろうとしている。

【梅小路京都西駅が起爆剤となり周辺開発が進んでいる】

梅小路京都西駅

6月2日に京都水族館の西側に開業するのは、JR西日本グループのホテル「Umekoji Potel KYOTO」。同グループの新ブランド「Potel(ポテル)」の初弾となる。事業主体は、JR西日本ホロニック(神戸市東灘区)。

【Umekoji Potel KYOTOの完成イメージ】

Umekoji Potel KYOTO完成イメージ

5階建てのホテル本棟と2階建ての別棟で構成し、客室数は144室。本棟の1階と2階部分にレストランやカフェを、別棟1階には銭湯を備え、ホテル施設内で地域住民と観光宿泊客の交流を促す仕掛けを予定している。建物の規模は、5階建て延べ8310平方㍍。

【建設工事が進む現地】

Umekoji Potel KYOTO

同じ6月には、新駅を挟んで西側にもホテルが開業する。スターツコーポレーション(東京都中央区)が京都市中央卸売市場第一市場の敷地に建設中の「ホテル エミオン 京都」で、6月27日の開業を予定している。施設はホテルと商業施設の複合施設として開発する。

【ホテル エミオン 京都の完成イメージ】

ホテル エミオン 京都の完成イメージ

ホテルの客室数は206室で、大浴場、朝食レストラン、多目的ルーム、会議室、屋上展望デッキなどを備える。建物の規模は、8階建て延べ1万7673平方㍍。ホテルの運営はスターツホテル開発(東京都中央区)。京都市は市有地を貸し付ける公募型プロポーザルを実施し、17年にスターツコーポレーションを選定していた。

【七条通り沿いの敷地に建設】

ホテル エミオン 京都

梅小路公園に隣接して建設が進むのは、三菱地所グループが開発する宿泊主体型ホテル「(仮称)ザ ロイヤルパークホテル 京都梅小路」。日本通運の倉庫跡地で、今秋の開業を目指して建設工事が進んでいる。

【(仮称)ザ ロイヤルパークホテル 京都梅小路の完成イメージ】

(仮称)ザ ロイヤルパークホテル 京都梅小路

客室数は246室で、トリプルタイプ対応の客室を充実させるとともに、大人数での利用が可能なレストラン個室を設け、団体利用にも対応する。建物の規模は、6階建て延べ1万1040平方㍍。ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが運営する。

【今秋の開業を目指している】

(仮称)ザ ロイヤルパークホテル 京都梅小路

スターツコーポレーションのホテルに対して七条通りを挟んで南側に建設するのが、ドーミーインなどを全国で展開する共立メンテナンス(東京都千代田区)が運営する予定のホテル「中央倉庫梅小路プロジェクト(仮称)」。中央倉庫(京都市下京区)が同社の保有する敷地の東側に開発する。敷地は現状、更地になっており、3月初旬に着工する。

【中央倉庫梅小路プロジェクト(仮称)の完成イメージ】

中央倉庫

180室の客室のほか、大浴場やレストランを備える。建物の規模は、地下1階地上6階建て延べ約1万2245平方㍍。22年1月の開業を目指している。

【敷地は更地になっている】

IMG_2165

ホテルの北側の敷地約730平方㍍にも中央倉庫が2階建ての商業施設を整備する。本格的な町家風建築の商業施設は、中央卸売市場の食材を使った飲食店などが入るとともに、伝統文化・伝統産業製品の学びや体験の場を提供し、伝統産業製品も販売する。

【中央倉庫が提案したイメージ図】

中央倉庫

京都市が土地を取得する事業者を公募し、19年6月に中央倉庫を選んでいた。中央倉庫のホテルと直結し、一体的に賑わいを創出する。

ホテル以外でも、「京都水族館」で大規模なリニューアルを実施している。くらげ、さんご礁のいきもの、えび・かにエリアを全面的に改修し、西日本最多となる約20種5000匹の新たなクラゲ展示エリアが誕生する。

【新展示エリア(イメージ)】

京都水族館

クラゲ展示エリアの面積は現在の約4倍とし、360度水の空間に包まれる直径6・5㍍のドーム型水槽を新設する。12年3月の開業以来初の大規模リニューアルとなり、4月下旬の公開を予定している。

【施設の一部で大規模リニューアルが進む京都水族館】

京都水族館

京都市中央卸売市場第一市場の再整備も進んでいる。初弾として新水産棟を建設する。衛生管理を向上させ、物流を効率化するとともに、ガイダンスルームや見学者用通路などを設けて市民との交流にも取り組む。

【新水産棟は見学者用通路などを設ける】

無題

現在は基礎躯体工事と並行して解体工事などを進めている。新水産棟の完成後、新青果棟の整備も進める計画だ。

【京都市中央卸売市場第一市場が大きく生まれ変わる】

京都市中央卸売市場第一市場

2020.01.03

建設ニュースおすすめ情報

1週間の動きを短時間で振り返る!

無料メールマガジン登録

メールマガジン登録

サイトで配信した記事のタイトル(見出し)を、分野別とエリア別に分けて1週間分まとめて確認できる便利なメルマガです。PC/携帯に対応!

登録してみる

月2,000円(税別)で、一歩進んだ情報を

建築ニュース有料会員

建築ニュース有料会員

不動産や民間工事の最新情報など、毎日配信される建設ニュースの全記事を、月2,000円(税別)でお読みいただけます

有料会員に申し込む