市庁舎の建て替え方針固める/14年度は基礎的調査を実施/長岡京市
京都府長岡京市は老朽化する市庁舎の建て替えの方針を固めた。公共施設検討会議を設け、市庁舎の耐震化を検討していた。耐震補強で対応した場合、耐用年数や狭あい化などの課題が残ると判断した。庁舎耐震化調査検討業務は、アール・アイ・エーが担当した。2014年度は外部に委託し、条件整理などの基礎的な調査を実施する。基本構想の前段階として、庁舎の必要規模や敷地の条件などを検討する。
現在の庁舎は南棟、東棟、北棟、分庁舎3棟で構成する。南棟は1961年に竣工、規模はRC造3階建て延べ2117平方㍍。東棟は71年に竣工し、79年に増築した。規模はRC造4階建て延べ2482平方㍍。北棟は71年に竣工、規模はRC造地下1階地上4階建て延べ3011平方㍍。現在地は長岡京市開田1-1-1の敷地面積約5000平方㍍。
南棟は02年度に耐震補強を行ったが、耐用年数に課題が残る。北棟と東棟は耐震補強していない。建設地は現敷地の活用や市庁舎の南向かいにあり、15年度に移転する市立開田保育所の跡地の5000平方㍍が候補地に挙がっている。