大阪工場に66億円を投資/関西イノベーション国際戦略総合特区制度を活用/武田薬品工業
武田薬品工業は大阪市淀川区の大阪工場に新設備を導入するため、66億円を投資する。事業開始時期は2016年4月を予定している。「関西イノベーション国際戦略総合特区」制度を活用することで、対象の機械・装置などの取得に対して法人税の特例措置を受ける。
前立腺がん、子宮内膜症の治療薬である「リュープリン」の製造工程で、外部環境や作業者から完全に隔離された無菌区域を確立するとともに、その中で複雑な操作の自動化を可能とするアイソレータ技術と産業用ロボットを組み合わせた設備を導入する。これによって細菌の混入リスクを極限レベルまで抑え、安全性の高い製品を供給する。
同社の国際主力製品であるリュープリンは世界約80カ国で販売し、1000億円超の売上げがある。