街区名称は「SENRITO(センリト)」に決定/千里ニュータウンのよみうり文化センター千里中央再整備事業/読売新聞大阪本社ら
読売新聞大阪本社と読売テレビ放送は22日、MID都市開発、関電不動産、関西電力の3社とともに大阪・千里ニュータウンに整備する「よみうり文化センター千里中央」の再整備事業で、街区全体の名称を「SENRITO(センリト)」に決めたと発表した。ロゴマークも合わせて公表した。読売新聞大阪本社と読売テレビ放送が建設し、2015年夏ごろに一部開業する商業施設の名称は「SENRITO よみうり」とする。商業施設のほか、51階建ての超高層マンションを建設する。
【商業施設Ⅰ期の正面玄関イメージ図】
SENRITOには『多様な世代が暮らし、文化が育まれてきた「千里と」ともに』や『大阪北部の中心地である千里の「都」として』などの思いを込めた。
【SENRITOのロゴマーク】
現在は既存のよみうり文化センターは営業しながら、建物北側に商業施設のⅠ期を建設している。商業施設は設計を日建設計、施工を清水建設が担当している。既存のよみうり文化センターは赤レンガが特徴的な建物で、15年夏の商業施設Ⅰ期の完成後に先行して移転、その跡地に商業施設Ⅱ期や住宅施設(543戸)を建設することで、スイミングスクール・健康系講座のほか、金融機関や商業店舗、クリニックなどの現在のテナントは切れ目なく営業を続けることができる。
再整備事業はS造地下1階地上7階建ての商業施設と、RC造地下1階地上51階建ての共同住宅を整備する。延床面積は7万3346平方㍍。建物高さは商業施設が37㍍、共同住宅が184㍍。読売新聞大阪本社と讀賣テレビ放送が商業施設を、MID都市開発、関電不動産、関西電力の3社が共同住宅の事業主となる。共同住宅は設計施工を大林組が担当する。
【SENRITOの完成パース】
商業施設Ⅱ期はイオンモールが参画し、1階に高級スーパーを始め、専門店を展開する。住宅施設は定期借地権付きの分譲マンションを建設する。駐車場は771台分を確保する。
建設地は大阪府豊中市新千里東町1-1-3の敷地1万2239平方㍍。建築面積は1万0353平方㍍。工期は商業施設Ⅰ期新築が4月中旬から15年6月下旬まで、既存建物解体が15年7月上旬から16年1月下旬まで、商業施設Ⅱ期新築が16年2月上旬から17年3月下旬まで、住宅施設新築が16年2月上旬から19年4月下旬までを予定している。